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７ 人生ゲームに見る価値観みなさんは「人生ゲーム」をご存知でしょうか。 ルーレットを回して人生を歩むという画期的なボードゲームで、現在も子どもから大人まで幅広い層に人気があります。勿論私もこのゲームの大ファンで、人生ゲームEX（エクストラ）、人生ゲームB＆B（ブラック＆ビター）、人生ゲームRD（レインボードリーム）の３つを持っています。 このゲームの勝敗を決めるのは「お金」です。 最後に持っているお金の額（財産）が大きいほど勝ちになります。子どもたちがゲームをしているのを観察していると実に面白いことに気づきます。誰かが結婚したり、誰かに子どもが生まれたり、…誰かが幸せになってお祝いのお金を出さなければならない場合、みんな揃って「えーっ」と悔しがります。一方で誰かが自動車事故に遭ったり、火災で家を焼失したりすると喜んだりします。他人の幸せを悔しがり、他人の不幸を喜ぶなんて何だか寂しい気分になります。また、世界一周旅行で数万ドル払わなければならないマスではみんな必ずがっかりします。そんなに素晴らしい経験なんてなかなかできるものではないのに…。給与の少ない職業をバカにしたり、株や宝くじにお金を投じたり、…まさにマネー、マネー、マネーです。「他人の幸せ」や「自分への投資・経験・自己実現」よりも「お金」が一番大事という価値観がどんどん植え付けられていくようです。（笑） 個人的には「自分（自己実現）」、「お金」、「他者」（他者との関わり）の３つのバランスで幸せ度を競うようなゲームがあると良いと思います。そんなゲームを作ることができないかな？って日々考えています。 |
| ６ 他者がないがしろになっている原因② | ７ 人生ゲームに見る価値観 | ８ Ａ少年との出会い |
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